Attio から HubSpot への移行
最終更新:2026-10-21 · 監修:Noah Charak(Managing Director)
ベルリンを拠点とする HubSpot Platinum Partner の Checkpoint GTM は、創業者が作り上げた柔軟なワークスペースでは、マーケティング、営業、取締役会向けレポートを 1 つのプラットフォームで支えきれなくなったシードから Series B の B2B SaaS チームを、Attio から HubSpot へ移行します。Attio の移行は通常、標準的な 6–10 週間の HubSpot 導入の範囲に収まります。複数の連携がある場合は 12–16 週間です。移行は €15K からのスコープ固定のプロジェクトとして作業開始前に見積もり、Sales Hub + Marketing Hub の標準導入は €15K–€50K です。移行対象は、人物、会社、取引、メモ、タスク、リストエントリーに保持されているデータに加え、再構築した自動化、チームトレーニング、30 日間のハイパーケアです。
- 6–10 週間標準的な移行と導入
- €15K からスコープ固定の移行プロジェクト(税抜)
- 30 日間ゴーライブ後のハイパーケア
Attio のオブジェクトは HubSpot でどうマッピングされますか?
Attio は柔軟なオブジェクト、属性、リストを土台にしています。HubSpot は標準の CRM オブジェクト、プロパティ、パイプライン、関連付けを土台にしています。作業の大半は、Attio の各構造をどこに置くかを決めることであり、単にコピーすることではありません。
| Attio では | HubSpot では | そのまま移行できる? | 私たちの対応 |
|---|---|---|---|
| 人物(People) | コンタクト | はい | 属性はコンタクトのプロパティにマッピングします。HubSpot ではメールアドレスが照合キーになるため、メールのない人物にはインポート前に照合ルールが必要です。 |
| 会社(Companies) | 会社 | はい | どちらもドメインが照合キーです。Attio と HubSpot はどちらも会社データを自動で補完するため、項目ごとにどちらのソースを優先するかを決めます。 |
| 取引とそのステータス属性 | 取引パイプライン内の取引 | ほぼ可能 | ステータスの値は取引ステージになります。マッピングの前に、各ステージについて開始条件と終了条件を文書で定義します。 |
| リストとリストエントリーの属性 | 直接対応するものはなし | 不可 | HubSpot のリストが保持するのはデータではなく所属情報です。Attio のリストエントリーに保存されたステージ、スコア、オーナーは、プロパティ、パイプライン、関連付けのいずれかに移します。判断はリストごとに行います。 |
| カスタムオブジェクト | カスタムオブジェクト、または関連付けを使った標準オブジェクト | 一部可能 | HubSpot のカスタムオブジェクトには Enterprise エディションが必要です。Attio のカスタムオブジェクトの多くは、プロパティのまとまりやラベル付きの関連付けにしたほうがうまく機能します。 |
| レコード参照属性 | ラベル付きの関連付け | 一部可能 | 各リレーションは関連付けになり、そのつながりの意味(投資家、パートナー、チャンピオンなど)は関連付けラベルに移します。 |
| メモとタスク | レコードのタイムライン上のメモとタスク | はい | 元の日付のままインポートし、正しいコンタクト、会社、取引に紐づけます。 |
| 同期されたメールとカレンダーの履歴 | 連携したメールボックスとカレンダー | 不可 | 担当者は HubSpot にメールボックスを再接続します。過去のやり取りのうち、どれをアクティビティとして取り込むかは事前に合意します。 |
| ワークフローと自動化 | HubSpot ワークフロー | 不可 | 新しいプロパティモデルに合わせて再構築し、自動で入力されるすべての項目を、チームが説明できるトリガーまで追跡できるようにします。 |
Attio から HubSpot への移行はどのように進みますか?
5 つのフェーズを、毎回同じ順序で進めます。切り替えまで Attio は稼働したままです。
監査
Attio のすべてのオブジェクト、属性、リスト、自動化を棚卸しし、誰が参照しているか、最後にいつ使われたかを確認します。
計画
ゴーライブの前に、HubSpot の会社の自動作成設定を確認します。新しいコンタクトが重複した会社を生まないようにするためです。
移行
Attio を稼働させたまま HubSpot ポータルを構築し、テストインポートを実施します。本番の切り替え前に、レコード数と関連付けを突き合わせます。
再構築
自動化、ビュー、レポートを HubSpot で再作成し、Attio にはなかったライフサイクルステージ、フォーム、アトリビューションを追加します。
ローンチ
実在する 1 件のレコードを、最初の接点から成約まで時間を計って通すドライランを行い、チームをトレーニングしたうえで、ゴーライブ後の最初の 30 日間をサポートします。
Attio から HubSpot への移行で、何がうまくいかなくなりますか?
Attio の柔軟さは、チームに好まれる理由であると同時に、移行でデータや意味が失われる原因にもなります。
リストに閉じ込められたデータ
Attio では、重要な項目がレコード本体ではなくリストエントリーに置かれていることがよくあります。レコードだけをエクスポートすると、それらの項目は失われます。マッピングの前に、すべてのリストとその属性を棚卸しします。
定義のない柔軟なスキーマ
柔軟なワークスペースでは、属性があっという間に増えます。それぞれについて残す・修正する・削除するを決めないまま移行すると、誰も管理していないプロパティとして HubSpot にすべて持ち込まれます。
同じ会社データに 2 つのソース
Attio の値と HubSpot 自身の会社データのどちらを優先するかを誰も決めないと、担当者は出所のわからない値を目にすることになり、レコードを信頼しなくなります。
レコードはコピーしたが、移行の目的は実現していない
Attio のチームの多くは、マーケティングを同じプラットフォームに載せるために移行します。プロジェクトがレコードをコピーするだけで終わると、移行の理由だったライフサイクルステージ、フォーム、アトリビューションは構築されないままになります。
これまでの実績
ベルリンの VC 向けに、ポートフォリオ企業 8 社を HubSpot に標準化しました。1 社は Attio、2 社は Pipedrive を使っており、その 3 社すべてを移行しました。各社に標準のパイプライン、プロパティスキーマ、ダッシュボードを用意したことで、プラットフォームチームが各社を並べて比較できるようになりました。
最初のポートフォリオダッシュボードは 6 週間目に稼働し、取締役会向けの手作業のレポート作業は、1 社あたり月 8–15 時間から 1 時間未満に減りました。
VC ポートフォリオの事例を読む →- 8HubSpot に標準化したポートフォリオ企業
- 6 週間最初のダッシュボードまでの平均期間
- 1 時間未満1 社あたりの月次取締役会レポート作業(従来は 8–15 時間)
Attio から HubSpot への移行に関するご質問
Attio から HubSpot への移行にはどのくらいかかりますか?
Attio の移行は通常、キックオフからローンチまで 6–10 週間の標準的な HubSpot 導入の範囲に収まります。複数の連携がある場合や、別の CRM との統合を伴う場合は 12–16 週間です。データの移動自体は短時間で、時間の大半は監査とマッピングに使います。
Attio から HubSpot への移行にはいくらかかりますか?
移行は €15K からです。各移行はスコープ固定のプロジェクトとして作業開始前に見積もり、Sales Hub + Marketing Hub の標準導入は €15K–€50K です。費用を左右する主な要素は、リストとカスタムオブジェクトの数、連携の数、保持する履歴の量です。価格はすべて税抜です。
Attio のリストは HubSpot ではどうなりますか?
HubSpot にもリストはありますが、保持するのはデータではなく所属情報です。Attio のリストエントリーに保存されている属性は、レコードのプロパティ、パイプラインのステージ、関連付けのいずれかに移す必要があります。この判断は監査の中でリストごとに行います。
Attio のカスタムオブジェクトのために HubSpot Enterprise は必要ですか?
そのカスタムオブジェクトが本当に独立したオブジェクトである必要がある場合のみです。HubSpot のカスタムオブジェクトには Enterprise エディションが必要です。Attio のカスタムオブジェクトの多くは、標準オブジェクト上のプロパティのまとまりやラベル付きの関連付けで代替でき、下位のエディションのままで運用できます。
Attio のメールや会議の履歴は引き継がれますか?
自動では引き継がれません。Attio は接続したアカウントのメールとカレンダーのデータを同期しており、その履歴はメールボックス側に残ります。担当者が HubSpot にメールボックスとカレンダーを接続し、過去のやり取りのうちどれをアクティビティとしてインポートするかを合意します。コンテキストを探すために Attio を開き直す必要はなくなります。
移行期間中も Attio を使い続けられますか?
はい。Attio を稼働させたまま HubSpot ポータルを構築し、テストインポートを行い、顧客の流れ全体を時間を計って通すドライランを経て、予定した日に切り替えます。切り替え当日まで、チームは Attio で営業を続けられます。
移行のスコープを決める前にお読みください
- グリーンフィールドかブラウンフィールドか:どちらの CRM プロジェクトかデータを動かす前に、移行のスコープを決める 3 つの質問。
- 引き継いだ CRM のための、残す・修正する・削除するの監査移行の前に、すべての項目、パイプライン、自動化に対して行うトリアージです。
- ゴーライブ後に CRM の定着が止まる理由チームが説明できない自動化は、チームが避けて通る自動化になります。
- プロジェクト計画に抜けがちなゴーライブ前のドライラン切り替えの前に、実在する 1 件のレコードを全行程で通して確認します。
- 事例:8 社のポートフォリオ企業を 1 つの HubSpot 標準にベルリンの VC 向けに、Attio、Pipedrive、スプレッドシートの運用を HubSpot へ統合しました。
その他の移行元システム: Pipedrive から HubSpot への移行 Salesforce から HubSpot への移行 Close から HubSpot への移行 CRM 移行の一覧
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